冬の季節、外の冷たい空気と室内の乾燥した温かい空気が、髪に甚大な影響を与え、枝毛や切れ毛を引き起こします。そうです、切れ毛は強烈な紫外線が降り注ぐ夏場だけのトラブルではないのです。髪質を問わず、あらゆる人に共通して発生します。1年中豊かな美しい髪を保つには、1年を通じて季節に合った対策が必要です。今回は、冬場の髪のお手入れ方法をご紹介しましょう。
室内を暑すぎない温度で、適度に温かく保つ
帰宅時や外出時に、ヒートショック(急激な温度変化で身体がダメージを受けること)を起こさないようにすることが大切です。自宅の室内の温度が外気よりもずっと温かいと、皮膚と頭皮を刺激し肌荒れの原因になります。
髪をしっかりと乾かす
シャンプー後の髪はしっかりと乾かすことが大切です。早く乾かすにはドライヤーが最適ですが、より髪を保護するためには、髪を乾かす前に、保護効果のあるオイルやミルクを使うのもよいでしょう。
健康的な食事をして、身体を潤す
ビタミンD、ビオチン、鉄、たんぱく質を含む食べ物は、髪と爪を健康にします。下記は冬の季節、健やかな髪質を保つためのヒントです。
・髪を強くするには
ギリシャヨーグルトは、髪の大部分を構成する成分で、髪に弾力を与える源でもあるたんぱく質を多く含んでいます。
・髪をなめらかにするには
牡蠣、カニの身、赤身肉、豆腐、豆は、髪のなめらかさを保つのに欠かせない鉄や亜鉛が豊富です。
・頭皮を健康的にするには
脂肪分の多いサーモンやマスなどの魚、クルミ、亜麻仁はオメガ3脂肪酸を含んでおり、頭皮の乾燥とフケを防ぎます。
・切れ毛をなくすには
ブロッコリー、赤唐辛子、芽キャベツ、キウイ、オレンジは、切れ毛を防ぐビタミンCを多く含んでいます。
定期的に髪を切りそろえる
髪の長さに関わらず、冬場の気候は毛先を乾燥させ、もろくします。定期的に髪を切りそろえることで、髪の状態を健康的にして、切れ毛を減らすことができます。
ヘアオイルを使用して水分を閉じ込める
髪質に関係なく、乾燥した冷たい冬の風にあたることも、髪にダメージを与えます。髪の損傷を防ぐ唯一の方法は、毛髪内に十分な水分を保持することです。特にくせ毛やパーマや縮毛矯正した髪は、冷たい空気に影響を受けやすいため、髪の毛が弱くなり切れ毛や枝毛を引き起こす傾向があります。髪の水分蒸発を抑えるためにヘアオイルなどを使用すると、オイルのバリア効果で毛髪内に水分を長く閉じ込めることができ、指通りの悪いパサつきを防ぎます。
絶対に湿った髪で外にでない
外出前の朝の時間はバタバタと忙しいのが常ですが、朝髪を洗ったときは、外に出る前に髪を完全に乾かすことが重要です。湿ったままの髪で外に出ると、切れ毛のリスクになり、髪の退色を早めます。
ヘアセラムを使う
ヘアセラムは、髪にツヤを与え髪の毛のからまりやもつれを防ぎます。また、紫外線や有害な環境要因から髪を保護します。セラムが人気を博している一つの理由は、その効果が長時間続くからです。次の洗髪時まで持続します。乾燥した毛や縮れ毛だけではなく、カラーリングやパーマなどの化学薬品によってダメージを受けた髪にも非常に有効です。
加湿器を利用する
冬場の意外な乾燥対策方法とはなんでしょう? それは、加湿器です。室内暖房は、空気をとても乾燥させるため、毛髪内の水分が蒸発してしまいがちです。加湿器は空気を潤すだけでなく、放出された水分が髪にツヤを与えます。
まとめ
この冬、これらの対策と少しの努力で、潤いに満ちた美しい髪を手に入れましょう。